標準的なサイズで扱いやすく、新世代グラフィックボードを搭載したドスパラのゲームパソコンが「ガレリアGCR2060RGF-E」です。
ドスパラのガレリアノートラインナップは液晶サイズが14.1~17.3、CPUはCorei5とi7、グラフィックボードがGeForceMX250~GeForceRTX2080ですが、GCR2060RGF-Eは以下のスペックなのでガレリアシリーズの中ではちょうど中間に位置するモデルなのです。
- 液晶サイズが15.6インチ
- CPUがCorei7
- グラフィックスカードがGeForceRTX2060
- 208,978円(税込)
高性能なゲームパソコンは欲しいけど、20万円以上では予算オーバー…そんな方におすすめなのが、このガレリアGCR2060RGF-Eです。
そこで今回ドスパラさんから実機をお借りすることができたので、詳しくレビューしていきます。
目次
ガレリアGCR2060RGF-Eの強み
- 6コア・12スレッドのCorei7-9750Hは最上位モデルと同じ
- コストパフォーマンスに優れるRTX2060を搭載
- 狭額ベゼルを採用しスタイリッシュでサイズに無駄がない
だからといって他の部分で無理なコストダウンをしているのではなく、グラフィック関連やメモリの搭載量も最新ゲームを満喫するために充分なパーツを採用しています。
ガレリアGCR2060RGF-Eのスペック
モデル名 | GALLERIA GCR2060RGF-E |
OS | Windows 10 Home 64ビット(ディスク付属) |
CPU | インテル Core i7-9750H (2.60-4.50GHz/6コア/12スレッド) |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-21300/8GBx2/2チャネル) |
グラフィックボード | NVIDIA GeForceRTX2060 6GB + インテルUHDグラフィックス630(Optimus対応/HDMIx1・miniDPx2) |
SSD | 512GB NVMe SSD |
ハードディスク | 無し |
ディスプレイ | 15.6 インチ 非光沢ワイド リフレッシュレート144Hz LEDバックライト液晶(1920×1080ドット表示) |
6コア・12スレッドのCorei7-9750Hは最上位モデルと同じ
ガレリアノートシリーズのコア・スレッド数別本体価格例
製品名 | コア・スレッド数 | 基本価格(税抜) |
---|---|---|
GCR2060RGF-E | 6コア・12スレッド | 189,980円 |
GCR2070RGF-QC-G | 6コア・12スレッド | 249,980円 |
GCR2070RNF | 6コア・12スレッド | 229,980円 |
CPUが同じなので、違いと言えばグラフィックカードの性能や液晶サイズです。
ですから、自分のニーズにあっていればあえて値段の高いスペックを選ぶ必要がありません。
逆に安いモデルになるとCorei5になってしまうので、一気に性能の差が出てしまいます。
コストパフォーマンスに優れるRTX2060を搭載
このRTXシリーズは2018年の後半から発売された、ハイクラスからウルトラハイエンドクラスのグラフィックボードです。
それまで長らく主流だったGTXシリーズは、ロークラスからハイエンドクラスと言われているので、世代交代とともに性能も大きくアップしています。
ドスパラ公式ページのグラフィックカード性能一覧表
狭額ベゼルを採用しスタイリッシュでサイズに無駄がない
ベゼルに厚みがあると、なんとなく安っぽく見えてしまうんですよね。
しかしガレリアGCR2060RGF-Eはなんと7mmの狭額タイプ。ベゼルが薄い分、本体サイズもコンパクトになりますし、僅かですが軽量化にも貢献しています。
尚、上位モデルでは4.5mmという超狭額ベゼルのモデルがあります。
ガレリアGCR2060RGF-Eの外観
天板のヘアライン処理が美しい外観。
昔はブランド名が入っていましたが、今はシンプルになり個人的にはこっちのほうが好みです。
開いたところ。こちらもロゴは最小限になっており、ビジネスシーンにも溶け込めるデザインです。
側面もスッキリしています。
底面はメッシュ構造で排熱効果も高く、ゴム足も大きいので安定感があります。
側面、背面の入出力端子
RTX2060の性能を活かして外付けモニターへの出力も可能です。
①miniDP
②HDMI
③USB-C / Thunderbolt3
④ACアダプタ

①有線LAN
②USB2.0
③マイク入力
③ヘッドホン出力

①USB3.0
②マルチカードリーダー(SD/SDHC/SDXC)
ガレリアGCR2060RGF-Eのキーボード周辺
ボタンデザインは書体にもこだわっており、カッコイイと言う表現が似合いますね。
キータッチはしっかりしており無駄なストロークがないので、レスポンスよくゲームが楽しめます。
さらにテンキーも付いているので事務作業でも便利です。
ガレリアではお約束でもあるキーボード照明は色の設定が可能。天板の一番手前も光ります。
電源ボタンの横には強制空冷ボタンがあります。
これを押すことでファンを手動で回し、熱による性能低下を未然に防げます。(もちろん温度が上がれば自動で作動します)
このスイッチ周りは溝になっていて、内部の熱気を上手く逃がす構造になっています。

ガレリアGCR2060RGF-Eの裏面
高性能なパーツだけに発熱は宿命と言えるものです。
ガレリアGCR2060RGF-Eでは空冷ファンによって、写真のように空気を流し本体を冷やします。
スピーカーもこの位置に。
ガレリアGCR2060RGF-Eのゲーム性能
最新のベンチマークソフト、ファイナルファンタジーXIV漆黒のヴィランズベンチマークで検証しました。
結果は最高品質でも「非常に快適」です。
動作を見ていてもカクついたりなど一切せず、色合いも見事に表現されていました。
炎もリアリティが高く表現されています。
戦闘シーンも迫力ある映像が楽しめます。
Corei7とRTX2060はコストパフォーマンス最強の組み合わせ
グラフィックボードの性能がゲームでは重要な要素となりますが、高性能なグラフィックボードを使い切るにはCPUも当然高性能でなければボトルネックとなってしまいます。
Corei7の12スレッドとは以下の通りCPUが12個同時に動作しているのと同じ扱いになるので、ゲームもストレスなく楽しむことができるのです。
ゲームパソコンと聞くと「ゲーム専用機」と思われがち。
しかしガレリアGCR2060RGF-Eはデザイン性、操作性も含めトータルでのバランスが良く、オフィスなどでも活躍できる構成で、高いグラフィック性能は動画編集などにも最適です。
ゲームだけではなく、幅広く使いたい方、価格も抑えたい方にとっては最適な1台となっています。