ゲームマニアにとってドスパラのガレリアシリーズは人気のブランド。特にヘビーユーザーからの支持が厚く、CPUの性能、グラフィックボードの選択、熱対策など様々な理由によって信頼を得ています。
ですが、このスタイル、スペックをゲームだけに限定してしまうのは勿体ないといつも思います。
そこでドスパラのGALLERIAシリーズはゲームPCではありますがゲーム専用機ではなくマルチに使える部分もスペックから読み取っていただきつつ、なぜゲームで強みを発揮するのかを検証します。
目次
GALLERIA QHF965HEの第一印象
以前ワンランク上のGALLERIA-QSF965HEをレビューしたときとほぼ同じ
- 画面がデカイ!
- 据え置いて使いたくなるドッシリ感
- カッコイイ!!
です。
このサイズになると「ノートパソコン」=「モバイル的ガジェット」というよりは「自宅や事務所で」短距離の移動向けであり、スペースの都合でパソコンをこまめに動かく必要があるシーンにはデスクトップパソコンよりも最適です。
ガレリア QHF965HEのスペック
モデル名 | GALLERIA QHF965HE |
OS | Windows10Home64bitのインストール |
CPU | インテルCorei5-4210M(2コア+HT対応/定格2.60GHz/最大3.20GHz/L3=3MB) |
メモリ | 8GB DDR3L SO-DIMM (PC3-12800/4GBx2/デュアルチャネル) |
マザーボード | モバイルインテルHM87チップセット搭載マザーボード |
ディスプレイアダプター | NVIDIA GeForceGTX965M4GB+インテルHDグラフィックス4600(Optimus対応) |
ディスプレイ | 15.6インチ液晶(1920×1080) |
SSD | SSD無し |
ハードディスク | 500GB(5400rpm) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
サウンド | オンボード HD サウンド, ステレオスピーカー内蔵 |
I/O | HDMIx1・D-Sub15x1・マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子x1(ステレオミニプラグ) |
カードスロット | SDカードリーダー(SDXC対応) |
ウェブカメラ | HD画質 WEBカメラ |
サイズ | 380(幅)×262(奥行き)×31.5(高さ) mm |
重量 | 約 2.75kg (バッテリー含む) |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー(約3.8時間) |
保証 | 1年間 持込修理保証 |
ドスパラGALLERIA QHF965HE本体写真
箱のように見えますが光の関係です。ただいずれにせよ厚みがあることは確かです。天板は落ち着いた黒に「GALLERIA」の文字がシンプルに描かれています。程よく凹凸が付けられていてメカっぽい雰囲気を出しています
裏面です。後半に記載していますが裏ブタを外すことで内部へアクセスできます
大きいだけにゴム足もしっかりしています。下部にはカードリーダーが見えます
側面。両側に赤い吹き出し口があるように見えますが、右側はダミーでスーパーマルチドライブになっています。どちらも黒い筐体に映えるので格好良いワンポイントになっています
正面から見たところ。厚みは感じますね
左側面。各種ポートがきれいに並んでいます。HDMIやディスプレイケーブルの接続ポートが左側にあると、右利きの人が右手でマウス使うときなどに邪魔にならなくて快適です。細かい部分ですが大型モニターを使う場合なども考慮して作られているのが嬉しいポイント
スーパーマルチドライブがあるのでUSBポート(2.0)が2つとヘッドフォンコネクタのみ。USBの3.0は左側に2つあるので合計4つのデバイスの接続ができます
GALLERIA QHF965HEを開いてみる
GALLERIA-QSF965HEとは違いトラックパッド周囲に赤い線が入る以外はシンプルな印象。大画面なだけあってキーボードピッチにも余裕がありますしパームレストも大きいのでタイピングがしやすいです
外観の吹き出し口もそうですが、こうした部分に「ドスパラのガレリア」という印象があります
GALLERIA QHF965HEは開き方がMacのように画面が沈み込む方式です。これによりキーボードに適度な角度が付きモニター位置が下がるので、上から見下ろすような時に見やすい角度になります
キーボードはストローク、キーピッチも程よく使いやすい。右の「SHIFTキー」の位置がちょっと違いますがゲーミングマシンならではの配置
このテンキーが重宝するのです。ゲームでの方向キーの代わりにもなりますが、ビジネス用途で数字を連続して打ち込むときなどにありがたみを感じます
Core i5搭載です。低価格なCore i3か高性能なCore i7のどちらかのラインナップが主流ですが、価格と性能のバランスを考慮した結果です
電源ボタン類。ONにすると赤く光ります
このメッシュの奥に高性能スピーカーが配置されています
ここからが本番!ドスパラガレリアQHF965HEの強みとは?
スペックからすると他のノートパソコンでも代用がききそうな部分はありますよね。ビデオカードは2GBが多い中NVIDIA GeForceGTX965Mの4GBを採用するなどして容量は確保していますがイマイチ差が分かりにくいかと思います。そこで内部を見てみると他のノートパソコンとの違いがよくわかりました。
まずは裏ぶたを開けますが、5本のネジを外すだけという簡単作業
ハードディスク、メモリ等が見えますが銅の色を放つ放熱板が目につきます。銅はアルミなどに比べて放熱しやすく、溜まった熱を放出するのに最適です
ノートパソコンでは珍しい大型のファンが配置されています
このファンを通じて本体内の熱が左横の排気口から放出されているというわけです
この排熱能力が大きな差となる!
パソコンの頭脳であるCPUにとって、熱は最大の的。温度が上がると故障の原因になりやすいだけでなく、動作が遅くなったり時にはフリーズしたりします。
日常でも遅い・固まるは嫌ですが、ゲームにハマったことがある方なら、もっとも大事な場面でパソコンが動かなかったり勝負どころで遅くなったりというのは致命的と考える方も少なくありません。
ましてそれが再起動が必要なレベルであったら、その後ゲームを続ける気すら薄れてしまいます。
ゲームというのは常に何かが動いていて、CPUやメモリもフル稼働状態が長く続きます。iPhoneなども使いまくっていると熱くなることありますよね?それと同じです。
そこでガレリアQHF965HEは排熱能力を高めることで長時間、高稼働を安定的に出来るようにしているのです。これなら時間を忘れるくらいゲームに嵌っても大丈夫ですね。
ドスパラのGALLERIA QHF965HEまとめ
今回はゲームマシンの強みは何か…についてスポットを当ててみましたが、スペック上ではわからない秘密がありました。
むしろ今回の検証によってゲーム以外でも高負荷な作業である動画編集や、夏場エアコンの効きが悪い倉庫などでの作業、併せて作業場所がないなどという場合にはGALLERIA QHF965HEが最適なのではないでしょうか。
たしかに外見は若干派手さがあるのでビジネスシーンには合わないかもしれませんが、それを前向きに考えられればGALLERIA QHF965HEほど心強いパソコンはないと思います。
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