ドスパラのGALLERIA XA7R-67XT 3700Xは、CPUにRyzen、グラフィックボードにRadeonを採用したゲーミングPCです。
パソコンはインテルのCPUとGeForceのグラフィックボードという組み合わせが定番です。
しかし、中にはAMDを使い続けている方やRyzenに興味をお持ちの方も多数いらっしゃいますよね。
GALLERIA XA7R-67XT 3700Xはそのようなユーザーを満足させるスペックを持ったマシンです。
今回はドスパラさんより実機をお借りできたので写真やベンチーマークソフトを使ってレビューしていきます。
目次
Core i7とのベンチマーク比較
ドスパラ公式サイトに掲載されているベンチマーク結果です。
同じ価格帯のIntelCPU搭載GALLERIA XA7C-R36 H570(GeForceRTX3060)とベンチマーク比較すると以下のような結果になりました。
3D性能(DirectX)3DMarkベンチマーク
XA7R-67XT 3700Xが今回紹介するモデルです。
XA7R-67XT 3700X(194,980円) | |
Time Spy | 11314 |
Fire Strike | 26346 |
Fire Strike Ultra | 8264 |
XA7C-R36 H570(199,980円) | |
Time Spy | 8806 |
Fire Strike | 19720 |
Fire Strike Ultra | 5168 |
総合ベンチマーク PCMark10
XA7R-67XT 3700X(194,980円) | |
総合スコア | 6689 |
XA7C-R36 H570(199,980円) | |
総合スコア | 6812 |
それぞれ特徴が出ていますね。
3DMarkベンチマークならXA7R-67XT 3700Xが優秀だし、PCMark10ならXA7C-R36 H570です。
ちなみに定番のベンチマークソフトでは「とても快適」判定です。(高品質設定:XA7R-67XT 3700X)
正直に言ってしまえば数字上は大差ありませんので、詳しく知りたい方はGeForceとRadeonの違いと比較表も読んでみて下さい。
「どちらが優秀か?」というよりは用途や予算、好みでCPUやグラフィックボードが決まってきます。
ドスパラの公式サイトにて性能比較や特徴の違いを細かく解説しているので参考にして下さい。
GALLERIA XA7R-67XT 3700Xのスペック
モデル名 | GALLERIA XA7R-67XT |
OS | Windows 10 Home 64ビット(ディスク付属) |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
グラフィックス | AMD Radeon RX 6700 XT 12GB |
メモリ | 16GB |
電源 | 750W 静音電源 |
SSD | 1TB NVMe SSD |
ハードディスク | 無し |
光学ドライブ | 無し |
入出力ポート | 前面:USB 3.2 (Type-A)x4 背面: USB3.1(Type-A)x6 |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ)mm |
キーボード・マウス | 付属していません |
GALLERIA XA7R-67XT 3700Xの外装と内部
使いやすさと冷却性能を考えたガレリア専用ケースです。
外観写真と内部の構造を紹介します。
電源を入れるとLEDが光る!
電源スイットと前面パネルの周囲が青色に光ります。
派手すぎず落ち着いた色でカッコイイ!
使いやすい斜めコンソールとスッキリした正面パネル
正面の真ん中あたりにあった入出力の端子は上面に移動したため正面パネルはフラットなデザインになりました。
ドライブの増設は内部で行なえますし、光学ドライブを設置したときにはパネルを外せるようになっています。
USBが4つと音声の入出力端子があります。
机の下に置くことが多いパソコンなので、電源オンオフやUSBの抜き差しをしやすいよう、斜め45°の集中コンソールになりました。
サイドパネルからも新鮮な空気を取り込みます
サイドパネル前方のメッシュ部分から新鮮な空気を取り込んで内部を循環させます。
CPUが見えるように半透明のアクリル仕上げも注目ポイント!
自然吸気ではなく、この大型ファンによって強制的に空気を吸い込みます。上は光学ドライブの設置スペース。
底面もこだわりの装備
電源のある場所も取外し可能なメッシュを通して空気を循環します。
またガレリアは重いので、ゴム足も他のパソコンに比べ大きく作られています。
グラフィックボードも見える背面
オーソドックスな背面ですが、ケースの大きさを活かした増設用スロットは6つも残っています。
AMD Radeon RX 6700 XTから出ているディスプレイ端子。
買ったときから複数のモニターを繋いで多画面出力が可能です。(HDMIx1・DisplayPortx3)
背面についているこのネジでサイドパネルを簡単に外せます。
空気の流れを考えて無駄をなくした内部構造
サイドパネルは両面外れますがパーツは片面に集中しているので、片面のパネルだけ外せばメンテナンス可能です。
ドライブを増設しやすいようにステーもあります。
グラフィックボードのAMD Radeon RX 6700 XTです。
熱を持ちやすいパーツなので2連ファンと太いヒートパイプで熱暴走を防ぎます。
CPUのAMD Ryzen7 3700Xも徹底した熱対策で安定動作を確保します。
至近距離にファンを設置して排熱を強化。
メモリは標準で16GBを搭載。更に2枚差し込めます。
ドライブを増設したとき用の電源ケーブルも付いています。
GALLERIA XA7R-67XT 3700Xを選ぶ理由
GALLERIA XA7R-67XT 3700Xの良いところはRyzenだけではなく、パソコン全体としての強みも特徴です。
- 750W静音電源はカスタマイズ時の電力不足になりにくい
- 1TB SSDで大容量と高速動作を実現。増設も簡単
- 同等の構成ならIntel製より少し安い
- 8コア・16スレッドのCPUは複数の作業を同時にこなす能力が高い
AMD Ryzen 7 3700Xの16スレッド動作画面
買うデメリットは本当に以下だけです。
- 同スペックのIntel製PCと明確な差がわかりにくい
「これじゃ選びにくいよ!」
そうなんです。両者の性能差は小さく、使う用途によって若干の性能差が出る程度です。
ですからGALLERIA XA7R-67XT 3700Xは、以前からAMD製のCPUやRyzenを使い続けている方や興味のある方におすすめなんです。
その他のパソコンもチェックしたい方はドスパラのデスクトップゲームPC一覧をご覧ください。
GALLERIA XA7R-67XT 3700Xには2つのタイプがあります。
3700X搭載モデル:194,980円(税込)
3700X搭載セーフティサービスモデル:183,980円(税込)
マウスとキーボードは付属しないため、必要な方は購入時のオプションでガレリア専用マウス・キーボードを選択できます。