GALLERIA ZGはドスパラのゲーミングパソコン上位モデル

GALLERIAZG

考えられるなかで最高のパーツを組み込んだパソコンは、高価な上に性能を使い切れるかも分かりません。

高いパソコンになると30万円ほどになり、できれば無駄な出費はおさえたいもの。

そこで今回ドスパラさんからi7-9700K搭載のGALLERIA ZGをお借りすることができたので、コストとパフォーマンスのバランスを見ながらレビューしていきます。

目次

ガレリアZG i7-9700Kは「ほぼ」最高峰

ドスパラのガレリアパソコン一覧表を見ると2番めに高いパソコンということがわかります。

GALLERIA一覧

右に行くほどCPUの性能が高く、上に行くほどグラフィック性能が高いことを表した表です。

CPUはi9-9900Kとi7-9700Kが同列になっていますが、このスペック帯では通常のソフトウェアだと違いを感じることは難しくなります。

グラフィック性能については上から2番目ですが、RTX2080Ti搭載の上位機種とは5万円の差があります。

ここは価格を取るか性能を取るかになりますが、CPU同様に違いは体感しにくいでしょう。

最上位モデルが欲しい人はガレリアZZ 9900Kを買っていただき、そこまでこだわりがなく少しでも安いほうが良ければガレリアZG i7-9700Kがおすすめです。

主要スペック

モデル名ガレリア ZG i7-9700K
OSWindows10 Home 64bitのインストール
CPUインテル Core i7-9700K (3.60GHz-4.90GHz/8コア/8スレッド)※2019年4月現在i9-9900Kに無料アップグレード中!
メモリ16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル)
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX2080 8GB (3スロット使用/HDMI x1, DisplayPort x3, USB TYPE-C x1)
SSDIntel 512GB NVMe SSD
ハードディスク3TB HDD
その他ドライブ光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能)

ベンチマーク性能

人気ゲームランキング1位のガレリアXF(197,978円(税込)・RTX2070搭載)と数値で比較しました。

3DMark

テストソフトXFZG
FireStrike(3840×2160)55236468
FireStrike(1920×1080)1994822175
Time Spy783210120

PC Mark 10

XFZG
総合スコア6523.36728.3

引用元:ドスパラ公式サイト

XFとはメモリの搭載量が倍違いますし、グラフィックス関連もビデオカードはワンランク下の性能です。

その他、HDDも性能に差があるため全体的なスコアはZGが優秀です。

i7とi9の性能差は体感できるほど大きくはない

多くのサイトでレビューされていますが、クロック数が同じこともあるため実際は数値ほどの差を体感するのは難しいでしょう。

CPU性能比較表

それでもi9が欲しいという人は、ドスパラ特有のBTOメニューから+17,600円(税込)で変更可能です。

BTOメニュー

GALLERIA ZGのユーザーレビュー

ドスパラのGALLERIA ZG販売ページに掲載されているユーザーの生の声を一部抜粋しました。

期待通りの性能の高さ 通常の操作では何の不自由もなく、いくつかのミドルウェアを動かしてもリソースに余裕を持って動かせるのは、期待通りだったと思います。 タワーの為、ドライブ増設などのカスタマイズも簡単にできました。

自身初のWindows用パソコンとして購入。 主目的の一つに、オンラインゲームや動画等を快適に 楽しみたい気持ちがあったので思い切って購入した。 PCのスペックには満足している。動作音も問題ないし、 手続きから出荷までもスムーズだった。

今までのPCで使っていたディスプレイ(HDMI接続)をつないで使おうとしたところ、どうしても信号無しになり、原因が分からず数時間無駄にしました。 結局、グラフィックボードの取り付けが甘かったらしく、蓋を開けて刺し直しをしたら正常に動くようになりました。

GALLERIA ZG(KT53/Z390/9700K) CPU : Core i7-9700K, グラボ:RTX2080, SSD : 500GB, HDD :3TB を買いました。Project Cars2で最高画質でもサクサク動いてくれるので満足しています。グラフィックの綺麗さはCS機の比ではないので、もう戻れません!立ち上げも直ぐなので、使わないときはマメに電源落とすようにしています。気になるのはちょっとファンの音が大きいことぐらいです。

新春初売で買いました。XFをカスタマイズして買う予定でしたが新春初売でZGを電源を変えようか迷ったけどカスタマイズ無しでお持ち帰りしました。さすがに音も静かで速いですし、ゲームに関してはストレス無しでヤってます早急に144Hzの液晶モニター買わなければの持ち腐れです。

レビューで目立つのは「速い」が多いですが「静か」という声も多く、多くのユーザーが静音性を気にしていることが分かります。

どうしてもCPUのスペックに目が行きがちですが、その点GALLERIA ZGは「静音パックまんぞくコース」が標準セットとなっており、大型ファンと大型ヒートシンクが最初から装着されているのです。

ドスパラ静音パック

さらに冷却性能を高めたい時には+3,000円でScythe虎徹 MarkⅡにグレードアップできます。

i7-9700Kを搭載したタワー型パソコンと比較

当サイトの管理人はドスパラでタワー型PCを実際に購入しています。(下部写真の中央にある本体)

ガレリアを初めて買おうと思っている方にモデルは違えど同スペックのCPU搭載マシンとどれだけ差があるのかを検証してみます。

左からミニタワー・タワー・ガレリアタワーです。

並べて比較

当初は同じタワーだから寸法は同じだろうと思っていたのですが実際に並べてみると一回り大きいのが分かります。

大きいことによるメリットは以下の通り。

  1. ドライブ増設などの拡張性が高い
  2. 空気の流れが作りやすく冷却性能が高まる
  3. 大型のグラフィックボードが装着できる

デメリットは置き場所に悩む場合がある程度。それなりにパーツを組み込まないと宝の持ち腐れになりそうですが、性能に関係する点で不利なことはありません。

上から見るとGALLERIAはエア抜きのためにメッシュ構造になっていて、冷却ファンも装着されているので冷却性能が高そうです。

メッシュエア抜き

意外と気付かない底面。ゴム足も大型化され、更にはメッシュ構造になっています。

底面はグラフィックボード冷却のための空気が流れる場所。ここでフレッシュエアを取り込みゲームなどの高負荷時でも安定してグラフィックカードを冷やせます。

ゴム足を比較

背面全体はブラックで仕上げられています。

内部へアクセスするためのネジがGALLERIA ZGはつまみ型になっていて、サイドパネルを取り外す際スピーディに作業できます。

背面ネジ

ゲームPCでCPUやグラフィックボードに違いはあったとしても、基本的な規格は同じになるので使われているマザーボードは通常のタワー型と同じインテルZ390です。

GALLERIA ZGはドライブの増設や大型のグラフィックボードの装着にも余裕を持って対応できるケース構造でした。

通常のタワー型PCの場合、増設できるドライブのマウント位置がフレームで囲われているだけで取り付けステーはありません。

内部構造

それに対しGALLERIA ZGはツマミのついた専用スロットとなっているので脱着も簡単ですし整理して並べることができます。

一定間隔で規則正しく並べることで内部のエアフロー向上にも役立ちます。

ドライブステー

高性能なCPU、グラフィックボードを装着するとより動きの激しいゲームを試したくなるもの。

最新のゲームはCPUやグラフィックボードのパワーを大きく使いますが、熱が発生するCPUやグラフィックボードを効率よく冷却し安定した性能を発揮します。

冷却ファン

他に前面パネル裏にもファンを装着しています。

通常の電源ユニットは500W~650Wが主流ですがGALLERIA ZGは700Wの電源を搭載。

しかもこの電源ユニットはコネクタを差し込めるタイプです。

直接配線が出ている電源と違って拡張の余裕がありますし無駄に配線が余ってしまうこともありません。

GALLERIAの電源

GALLERIA専用のキーボードとマウスがオプションで選べます。

特にマウスは写真じゃ伝わらない最高の質感。表面素材がスウェードのような滑らかさで操作性も抜群です。

マウス
キーボード

ゲームはコントローラに対する反応速度によってスコアが左右されるもの。

有線で接続することによって少しのタイムラグも発生しないようにしています。

次世代のグラフィックボードRTX2080搭載

GeForce GTXシリーズも主流ではありますが、RTXシリーズはGTXシリーズの後継で次世代仕様です。

ここではGTX1060グラフィックボードと比較してみます。

グラフィックボードは性能に比例して大型化します。

GALLERIA ZGのようなタワー型なら問題ありませんが、コンパクトなPCだと入らない可能性も。

GTX2080

RTX2080は厚みもあります。2スロット使うグラフィックボードはときどきありますが、RTX2080は3スロットを専有するほど大型です。

処理量の増加に合わせて発熱も増えるため、冷却ヒートシンクが敷き詰められています。

グラフィックボード冷却
グラフィックボード比較

ベンチマーク結果は「とても快適」

ベンチマークスコア値は多くのサイトで比較されていますが実測値を掲載します。

RTX2080+i7 9700K・高品質

結果:とても快適・スコア10613

ベンチマークスコア

GTX1060+i7 9700K・高品質

普通・スコア4463

ベンチマークスコア

GALLERIA ZGを買うべき理由

今までGALLERIAをお使いの方ならドスパラのゲームパソコンの良さをご存知だと思います。

このGALLERIA ZGは最高峰となるパーツをチョイスすることであらゆるゲームを高品質(高画質)で楽しむことができます。

グラフィックの進化している最近のゲームこそ最高の環境でプレイしたいもの。

GALLERIAシリーズが初めてという方におすすめしたい点は性能はもちろんのこと拡張性と安定性もあります。

普通のタワー型パソコンも優秀ですが長く使っているうちにドライブ増設などパワーアップしたくなるかもしれません。

GALLERIA ZGなら簡単に作業できますし、内部が整然としていて熱も逃げやすく作られているので熱によるパワーダウンの心配もありません。

GALLERIA ZGは安くないのでプロ用と思いがちですが、初めてゲームパソコンの購入を考えている方からゲームヘビーユーザーまで幅広く満足させるパソコンなのです。

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